と、ふと思いました。僕は割と「恋愛は暫くいいや、懲り懲り」って感じなんですが(えらい痛い目にあったので)、それでも胸が締め付けられてどうしようもなかったゲームが『もしも明日が晴れならば』です。ひたすら胸が苦しいゲームという感じで、この時ばかりはかなり人肌が恋しかった気がします。

掃いて捨てるほど愛の歌はある
(―楽園/THE YELLOW MONKEY)


 愛を語った創作は世界に溢れれるほどある。けれど僕らは次から次へとそれを求める。恋愛がしたいから?若しくは自ら恋愛に臨んでも満たし切れない何かを求めるから?どうなんでしょうね。タイトルには「エロゲをやって恋愛をしたくなるものかな?」と書きましたが「恋愛をしたいからエロゲをする」ということもあるかな。

 前回のエントリーから似たようなところをぐるぐる廻っているような気がしています。確かに好い創作は自分を満たすだろう。でも何故エロゲなんだ?アニメなんだ?オタ向け創作なんだ?と問い掛けた時に明確な答えが出ません。「好きだから」それは確かに理由となりえます。しかし「では何故好きなのか」に対する答えは自分の中に無いようなんです。いや、あるんでしょうけど自分で自分の意思をハッキリと見つけられていないんです。これは些かショックなことですね……。

 ですが、一方では「好きに理由は要らない」という自分もいます。それがベストだと思う自分もいます。そんな思考をぐるぐる。懲り懲りと言いつつ恋愛がしたい?だからエロゲを?エロゲやって恋愛したくなる?最早どこから出発してゴールがどこなのか分かりません。

 ただ思うことがあるとすれば……。恋愛がしたいと思わせられるような土壌にエロゲ業界は建っていると思います。だから、その土壌を活かして欲しい。ただエロぃだけのゲームだけじゃなく、やはり心震わせるような作品も作り続けて欲しい。そう思うことは確かです。
 田舎って言うのは輪が小さい。だから繋がりも強固なものです。「人間一人じゃ生きていけない」なんて言葉がいつからあるのかは知らないが、これは田舎に生きたことのある人間ならよく分かるんじゃないでしょうか。不自然なくらいの距離の近さも、あながち絵空事とは言い切れないんですよね。

 そんな輪の中で生まれる様々な感情。強く繋がっていればこそ、愛や憎しみも比例して大きくなり易い。想いの強さは物語を盛り上げる最高の調味料なのだから、力のある作品が生まれ続けるのも当然と言えるのかもしれない。

 都会にはない密接さは時に疎ましくもあり、有難くもある。やはり人間は一人じゃ生きていけなくて、どこかで誰かに深く交わりたいんだと思います。それを追い求めた結果の一つが「田舎ゲー」であり、プレイされることで正解になりえる。そしてそれこそが強みだと。大げさかも知れませんがそう思うんです。

 そもそもエロゲの購買層って都心に偏り捲ってるように思うので、田舎への憧れというのもあるんだと思います。憧れ、とまでいかなくても覗いてみたいというか興味はそそられるんじゃないでしょうか。それもまた強みと言えますよね。

 実際に田舎ゲーをプレイしてを楽しめた!という都会っ子の方には田舎暮らしをお勧めします。一度くらいは身をもって味わった方がいいですよ!田舎ゲーってやったことないって人は『この青空に約束を―』や『そして明日の世界より―』なんかがお勧めです。勿論他にも名作と呼ばれているものもありますが私はプレイ総数が少ないのでなんとも言えません。この際掘り出してみるのも楽しいかもしれませんね。
 さぁ、5月です!GWです!積み残しがある方は絶好のエロゲ日和になりそうですね。引きこもりはお金が掛からなくて助かります。好いGWを過ごして5月末商戦に備えましょう!

 

 目玉はやはりこの一本!『G線上の魔王』(あかべぇそふつぅ)ですね。延期を重ねながらもファンの期待は膨れ続けてきたように思います。萌えゲーが突っ走る2008年戦線に置いて、流れを変えられる注目作だと思います。どうか今回は発売して欲しいものです。

 そしてもう一つの目玉が『ef - the latter tale. 』(minori)と、5月はえらい感じですね。超美麗なムービーは今回も他エロゲとは別格。私は前作を未Playなので買いませんが、楽しみにしているファンは多いのではないでしょうか。とても追いつけそうに無いのでアニメでもその内見よう。

 他にも『夏色カナタ』(ゆずソフト)、『プリンセスラバー!』(Ricotta)、『ウィザーズクライマー』(ソフトハウスキャラ)等が発売。大人買いする人はお財布がえらいことになりそうですね。そんな戦線の中、気になっているのが『BIFRONTE 〜公界島奇譚〜』(LAPIS BLUe.)です。グロい等、発売前の話題性としては頑張っているように思えます。ライターである沖水ミル氏はこれまで抜きゲーを主に書いていたようなので、新境地がどちらかに転ぶかは予測できません。一躍話題のライターに、ということもあるかもしれませんね。是非ともそうなって欲しいものです。

 私は『ティンクル☆くるせいだーす』と『G線上の魔王』を買い予定だったので、今月は一本だけになりそうです。気にはなりますが消化速度に優れている訳でもないので控え気味で。金欠な身でもありますので……。ということで、素晴らしい5月になりますよう、エロゲクリエイターの方たちに念を送りながら日々を過ごそうと思います。
 某日某所トイレ。タイルとタイルの間に綴られた「○○好きだ」の文字。こんな所に書いたって届かないよ。でも気持ちは分かる。恋をすると、どこかに想いを吐き出したくなるもの。でもそれが伝えるべき相手であることは、片想いのみであれば一度しかないのが一般的だと思う。告白し、振られればそれきり。okを貰えれば言わずともがな。

 告白の仕方は重大だ。恋愛の今後を大きく左右する。好きってただそれだけの青春くさいのも好いけれど、突拍子もないのとかも好い。告白シーンはエロゲにおける一つの見せ場でもある。

 私は告白から即SEXって流れがあまり好きじゃない。もうちょっと大事にして欲しいよね。エロゲの大体がそうな気がするので今更感は否めませんが。

 私は特に印象に残った告白はないんですけどーって嘘だな。『もしも明日が晴れならば』の最初の告白は心に残ってた。あれはまぁ、物語的にどうしても強烈なインパクトになるとこか。後は『キラ☆キラ』の紗理奈のが好かったなぁ。来るだろうとは思ったけれど(笑)あの辺りから変化の兆しが見えてきたんじゃないかな。等。

 そんな感じで印象に残る告白があったゲームというのは自然とゲームそのものも心に残ります。逆のことも言えるのかもしれませんが、それだけ重要だと言うことではないでしょうか。ライターさんには是非とも力を入れて頑張って欲しいものです。

 エロゲの歴史の中には、私が知らないだけで誰もが心に刻み込まれた告白シーンみたいのがあるんでしょう。多分。燦然と輝くような、語り草になるようなの。あって欲しいものです。そしていつかそんな作品に出会いたい。まぁ自分に取ってベストであれば満足なんですが(笑)
 グッときた台詞って誰でも一つくらいは心に覚えがあるんじゃないでしょうか。言葉には魂がこもるとはよく言ったもので、一言でゲームを変えてしまうこともあるんじゃないでしょうか。物語そのものを象徴するような一言もとっても素敵ですよね。



 お料理も映画もゲームも、そーゆーの語るためじゃなくて、楽しむためにあるんだよ♪
 (―里村かりん/さくらシュトラッセ)

 私はこの一言で、さくらシュトラッセをより楽しめたんじゃないかと思っています。確かにかりんは度を超えたアホの子ですが、帳消しになるくらいの言葉だと思っています。当たり前のことかもしれませんが、それをあえて言わせたもの勝ちです。



 「好意ってのは誰かのためにしてあげることで、そこに打算とか見返りとか、面倒なものは持ち込むなやっ!」
(―大空寺あゆ/君が望む永遠)

 この一言で、私の中で君望の評価がグンと上がった。これも当たり前のようなことで、なかなか出来ることじゃない。それは作中のキャラクターも一緒だったように見えた。それが余計に力を持たせてくれたというか。君望について多くは語れませんが……。



 「世の中のロックンローラーは、みんなの明るい笑い声と共に滅亡するんだ」
 (―殿谷健太/キラ☆キラ)

 ロックンロールは生き続ける。だからキラキラするんだ、キラキラしようぜ!



 世間的には割と微妙なチョイスじゃないかと思いますが、気にしません。どんなに駄作と呼ばれる作品でも、素敵な一言が眠っているかも知れません。そう思ったら、もっと作品を楽しめるような気がしています。だから、今日も素敵な一言を求めて物語の深みへ落ちて行くのです。