『僕が創作をやめた理由とエロゲをやる理由』で書きましたけど、僕がエロゲをやる理由の一つには「創作への帰り道を探す」ってのがあるように思います。つまりエロゲを通して自分の中にある感情やらを掘り出したりして、語りたい言葉に変換するというのも目的といえる。だけれどそれがすべて"レビュー"という形で発散されるかはまた別。

 なぜエロゲなのかってのも恐らく前に書いた理由で合っている。共有した時間というのは大事。だから刹那的なのも活きてくる訳だし。

 芸術よりも写真のほうが共感できるのは知識としてそれ(被写体)を知っていて、理解できるからだと考えています。芸術は"在りもしないもの"だったりもしますしね。で、共感の幅を広げるためには生きてきた時間が重要になると思う。単純に考えれば、長ければ長いほどいいけれど心も老いるからなぁ。ベストといえる年代がどこなのかは僕みたいな若造には分かりません。



 逸れたので戻します。感動した。共感した。そんな気持ちがあるのなら、それは作品について語っているように見せかけて、自己を語れる可能性があるということじゃないかなと。

 だって作品なんて、幾通りもの解釈があって感じ方がある上に、正解なんてないんだ。物語はこうして終わった。それは真実であり曲がらないけれど、だからこうなんだってことは言い切れないのである。だったら語っていることはなんになる?自分の思想に他ならない。自分はこう思う、思っている。それは立派に自分のことだ。

 だから少しでも好い。一言でも好い。自分を語れる可能性があれば、それは自分の中で名作となりえる。僕はそう思います。一言でというのは大げさかもしれませんけどね。



 関連:Re:Re:Re: 僕が創作をやめた理由とエロゲをやる理由
 BECK終わった。感動をありがとう。また一つの伝説が幕を閉じたような感じ。

世界中の人でなくていい
こうして誰かの心に寄り添う歌をつなぎたい
(―こゆき/BECK)


 共感。まぁ僕は勿論こゆき達のようなステージに立っている訳ではないので自分なりにですけど。近しい人に伝わって、届いてくれさえすれば、それ以上を望むのは贅沢だよなぁ。



 GLAYのTAKUROはこんな風に言っていたそうです。

「満ち足りているとき……、本当に自分の思いが伝わっていると感じていて、相手も気持ちを返してくれているとき、詩なんて書く必要があるのかという話だ」

 意味合いは違えど、本質は一緒かなと。誰に向けるかってのが違うだけで。


さぁ
歌って
これは
君の歌だよ
(―こゆき/BECK)


 こゆきは最後に、観客に向かってそんな感情を向けてた。観客冥利に尽きるだろうなぁ。こんなバンドのライブに行ってみたいものです。


 夕陽、夕焼け。



 遂に梅雨の季節が来てしまいました。図書館戦争ならぬ洗濯物戦争がコインランドリーで繰り広げられるでしょう。……いやだなぁ。

 更に僕は無類の夕焼け朝焼け好きなので、この季節はちょっと寂しかったりも。雨も雨で好きですけどね!偏りすぎなのは好くないよなー。

 ところで皆さん、景色や情景で思い出す場面ってありますでしょうか。僕は夕焼けと言えば『もしも明日が晴れならば』の明穂の海のシーンを思い出します。あの場面、砂浜に足跡がついたときにはグッときたものです。というか明穂ルートは終始キてたなぁ。とかそういうことを一々思い出したりするんですが、こういうことってあるもんなんですかね。
 私はmixwillの『霊長流離オクルトゥム』が事実上凍結状態になってしまったのは金銭的な問題からではないかと考えています。ロミオ先生は「ラノベにあってエロゲに無いものはお金だ」とも言っていて、この発言の裏には「お金に困っていた」という切実な思いがこめられているのではないかな、と邪推してしまったのです。
 
 『人類は衰退しました』でラノベデビューするまではコンスタントに活動していたロミオ先生ですが、『おたく☆まっしぐら』から一年以上ソロシナリオからは遠ざかっていました。(1年空くことは今までにもあったようですが、それまでで最大の空き)また『家族計画』や『CROSS†CHANNEL』以降、万人にウケて売れる作品からも遠ざかっていたように感じます。そんな状況で『霊長流離オクルトゥム』はmixwillの金銭不足で製作凍結になってしまったのではないかと。ギリギリであればなんとか作れたのかもしれませんが、それは本当にギリギリのラインであって、C†Cコンビを引き止められるほどではなかったとか。
 
 その点Keyならペイは悪くないんじゃないでしょうか。『Rewrite』は鍵だから、いや鍵クラスのメーカーにしかできないことだと思います。他にできる所があるとすればLeafかTYPE-MOON……くらいじゃないでしょうか。それを実現させた。それだけでも高く評価されるべきではないかと思います。出来上がってくる作品は鍵らしくはないかもしれない。しかし、ロミオ先生を業界に繋ぎ止めるのには一役買ったといえるんじゃないでしょうか。
 
 また時期を同じくして発表されたTYPE-MOONの新作発表でも新スタッフでの作品がありましたね。遅筆と噂に聞く星空めてお氏&茗荷屋甚六氏コンビを思い切って起用できるのもまた大きなメーカーだからでしょう。またこのことから、奈須さんが既にネタギレ状態だったとしてもTYPE-MOONはエロゲ業界を堂々と歩み続けていくのではないかとも考えられます。これから更に驚きの企画が生まれてくるかもしれませんね。
 
 今回、エロゲ界の大手と呼ばれる2社が取った行動は個人的には好感が持てるものでした。ライターの業界離れは新たな才能の発掘に繋がるかもしれませんが、古株が次々といなくなるというのはやはり寂しいものです。メーカーがすべきことの一つに才能の発掘が挙げられるとするならば、等しく才能の引き留めもその責務の一つなんではないかと思うからです。
 J1サポーター:物投げあい、浦和側がガンバ側を缶詰めに(毎日jp)

 先日ガンバ大阪×浦和レッズ戦でサポーター同士の乱闘騒ぎがありました。僕はそれなりにサッカーが好きで、結構好意的なイメージを持っている人間です。野球の方が好きですけどね。それでも今回の問題はちょっと引いたと言うか、ちょっと近づきたくないなぁ、怖いなと思いました。事実はこうだった。メディアは大げさに言っているだけ。そんなことも確かにあるかもしれません。しかし、私たちに第一に伝わってくる情報はメディアの声であり、ヒヨコの勘違いではありませんが最初に持った印象と言うのはなかなか変わりにくいものだと私は思うのです。

 大事なのは実際どうだったか、どちらが悪質だったかではなく、どの様に報道されたかなんだと思います。現在のメディアの力は絶大です。良くも悪くも誇張されたニュースが飛び交い、頭に入れるかどうか迷ってしまう。しかし、実際の所触れ合っていない事柄に対して私たちの好奇心はノーガード状態に近い。迷いながらも少しずつ刷り込まれているように感じる。今回の暴動騒動の真実はどこにあるのか、それは分からない。信じられる情報がなくグレーだと私は感じている。だが、今回の騒動で私はサッカー観戦に行こうという気持ちが無くなった。大事なのはここだと思っています。
 
 オタ情報もかなり誇張されて報道されているが、関わりの無い人たちは信じてしまっているケースもない訳ではない。秋葉原はストリップ紛いのショーやらが繰り広げられる場所と思われているかもしれない。オタ文化が犯罪に繋がると強く信じられているかもしれない。しかし、私たちオタクがどんなに声を張り上げた所でそれが覆ることはないのだと思います。黒だと言うことは出来るかもしれないが、白だと証明することはとても難しい。良くてグレーだとすれば、どうしても最初についたイメージが先行してしまうんじゃないだろうか。
 
 オタのイメージ回復を図るならば、早急に特別な手を打つのではなく、軽率な行動を控え楽しく慎ましく生きる。やはりこれだと思う。当たり前のようなことが当たり前に出来なくなってきているのではないか。そんな風に思いました。また、そうして積み重ねたことは2次元規制等に対しても少しは力を発揮するんじゃないかと思うんです。もっと別の方法があるのかもしれませんが、私にはそれしか思い浮かびませんでした。